株式会社TWOSTONE&Sons

Loglassは経営企画のためのシステム。会計知識がない社員でも導入でき、予実のズレを正確に認識できるようになった。

IT・インターネット
従業員数 1〜300名

エンジニアプラットフォーム事業を中心に様々なソリューションサービスを提供する株式会社TWOSTONE&Sons(旧 株式会社Branding Engineer)様。2020年には東京証券取引所・グロース市場への上場を果たし、躍進を続けるベンチャー企業です。業績が伸び続けている同社ですが、一方で、表計算ソフトを使用した経営管理体制では、成長過程で各種予測数値と実数値、特に結果である利益の乖離が大きくなりはじめたことに危機感を覚えたといいます。数字を正しく認識でき、かつ現場の社員でも使えるシステムを求めた結果、経営管理クラウドLoglassを導入する運びとなりました。今回は導入当時に抱えていた課題や導入に至る経緯を、経営戦略本部の加藤様、梅村様、濵中様に伺いました。

お話を伺った方

・取締役CFO 経営戦略本部長 加藤真様
・経営戦略本部 経営企画室 兼 内部監査室 室長代理 濱中亮様
・経営戦略本部 経営企画室 兼 COO室 梅村拓朗様

POINT

・複数の予算パターンを頭の中でシミュレーションすることに限界を感じLoglassを導入。

・会計知識がなくても使えるUI/UXが魅力。経営企画から事業部まで、予実管理に関わる全員が使えるイメージが湧いたことが導入の決め手。

・異常値を見つけた際に、予算管理シートと会計システムにある会計データを見に行く工数がなくなった。

・子会社の会計システムから抽出したデータを再加工する必要がなくなった。

・経営企画の目線に立ったシステムを使うことで経営に正しい数値を届けられるようになった。

複数の予算パターンを頭の中でシミュレーションすることに限界を感じた。

ー Loglass導入の背景と、導入当時の課題について教えてください。  

加藤様:予実管理では、経営管理全般を担う自分の感覚に頼るところが非常に大きかったんです。例えば、経営の要求水準に合うような予算が現場から上がってくるとは限りませんし、そもそも「KPIを達成できるかどうか」も加味する必要があるので、バッドケースを含む複数のパターンをGoogleスプレッドシートと自分の頭でシミュレーションしていました。ですが、上場して売上高が増え、大体40億円を超えたあたりから、スプレッドシートや Excel を使った予実管理に限界を感じ始めました。売上が大きくなると予算と実績が1%ズレてしまっただけで大きな影響を与えます。ズレの原因を認識できていないとさまざまなリスクになり得えます。また、企業規模拡大に伴い、いつかは会計管理を現場に徐々に権限委譲したいと考えていたこともあり、システム導入を強く考えるようになりました。

 

とはいえ、システムの導入については代表もしばらく懐疑的でした。私自身も「まだ自分が現場で手を動かせばできるのではないか」と思っていたので、説得の熱量も少し弱かった。しかし「正しい数字を正しく認識して経営層に届ける」という経営企画部門のミッションに立ち戻ったとき、今のままでは遂行できないだろうと思ったんです。Loglassを知るにつれ、もう1人経営企画を採用するよりもコストパフォーマンスがいいと思ったので、それを説得材料として上申しました。

株式会社 TWOSTONE&Sons:加藤様

会計の知識がなくても使えるUI/UXのよさが決め手。経営企画から事業部まで汎用的に使えるイメージが湧いた。

ーLoglass導入の決め手はなんだったのでしょう。

 梅村様:UI/ UXの良さですね。Loglassの他にも6社ほど比較して、導入を決めようとした他社システムもあったのですが、UIの面でかゆいところに手が届かない面があり、使いにくさを感じていました。

加藤様:元々検討していた他社システムは費用面でも優位だったのですが、弊社がやろうとしていることを実現するためには結局カスタマイズが必要な部分も多く……今後会社が大きくなり、子会社も増えていくことを考えると、その都度システムの改修を検討しなければなりません。それはさすがに大変だと思いました。また、将来的には現場の社員にもシステムを使ってもらいたかったので、経営企画の実務経験が浅い社員、会計の知識がない兼任社員でも使えることを重要視していました。その点でLoglassのUI/UXは非常に優れていて、現場社員にも使ってもらえるイメージが湧きました。

 

梅村様:私のような会計知識がない社員でも使えるUI/UXは本当にありがたいです。経営企画をバックボーンに持つ人材は市場に少ないですから。

 ーLoglassの導入のしやすさはいかがでしたか。

梅村様:ログラスのカスタマーサクセス担当の方に定例ミーティングを組んでいただいたのですが、導入に向けたステップを毎週細かくご教示いただいたので、次に何をするべきか、導入プロセスで迷うことが少なかったと思います。売上原価と販管費の定義の違いや、新しい科目が発生したときの対処法なども教えていただきました。元々財務諸表の見方すら知らなかったので調べつつでしたが、質問したらすぐ返信をいただけましたし。想定よりもスムーズに導入できたと思います。

 

加藤様:本人の努力もありますが、会計知識がなくても導入できるってすごいことですよね。そのくらいサポートがしっかりしていました。

株式会社 TWOSTONE&Sons:梅村様

システム間の往復がなくなり、確認工数が減少。子会社の会計システムのデータを再加工する必要もなくなった。

ー Loglass導入後の効果はいかがでしょうか。

濵中様:数字を見ていて気になる点があればすぐにドリルダウンして詳細を確認できるので、推移表形式のPLを眺めていて「何かおかしいな」と思ったら、問題のある箇所がすぐに分かるようになりました。

 

加藤様:弊社は会計ソフトに勘定奉行を使っているのですが、以前は予実管理スプレッドシート内におかしい数字があれば勘定奉行まで仕訳伝票を見に行くなど、システムとスプレッドシートを行ったり来たりして確認する必要がありました。勘定奉行の権限が経理部にしかないため、確認事項が発生するたびに経理部に聞かねばならず。今なら会計ソフト上の勘定科目の明細もLoglass上で確認ができるので助かっています。

 

濵中様:データが一元管理できるのもありがたいです。以前は子会社の経理部から集める会計データのフォーマットもバラバラだったため、統一のフォーマットに再加工する手間が発生していました。しかし、現在は一度Loglassにデータを入れてしまいさえすれば、Loglassから直接データをダウンロードするだけで業務を完結できます。また、Excelだと組織階層を入れ替える、チームを組み替えるなどの組織改変が難しいですが、Loglassなら簡単に行えるので、大きく効率化できました。

 

あと驚いたのは、システムへデータを投入するのに30分もかからない点です。前職では別の経営管理システムを使っていましたが、システムへのデータ投入に時間がかかっていました。さらに数字を修正したとき、全体にどのような影響が出るのかシミュレーションできるのも便利だと感じています。

 

加藤様:グループ企業全体の数値をLoglassで簡易連結できるので、唯一無二の存在になっています。今のところ弊社のみの導入ですが、各社のExcelデータを経営企画に集約するだけで十二分に力を発揮していただけていると思いました。

ーおすすめの機能を教えてください。

濵中様:そうですね、私がよく使うのは推移表です。ただ売上や利益の推移が月次で出てくるだけにとどまらず、数値をクリックしたら明細の内訳がポップアップで表示されるため、使いやすいです。

 

加藤様:個人的には、ソート機能で明細の金額が大きい順に並べられるのがうれしいポイントです。金額順に並び変えられるシステムはなかなかありませんよね。経営企画のユースケースをよく分かったうえで作られているシステムだなと感じています。推移表で大きな流れをつかみ、金額のズレが大きい所は詳細な内訳を見る。あの機能がないとしたら、異常値があった際の要因分析にもっと手間がかかると思います。

 

濵中様:たしかに、会計ソフトでもなかなか見られないですよね。経営企画は大きい金額のズレから確認していくことがよくあるので、金額順に並べることができると業務もスムーズに進みます。あとはデータダウンロードもよく使う機能です。Loglassは全部の子会社の科目・明細を一括ダウンロードできるので、連結の中身をまとめて分析でき、非常に助かっています。

株式会社 TWOSTONE&Sons:濱中様

経営企画の目線に立ったシステムを使うことで経営に正しい数値を届けられるように。

ー今後、どのようにLoglassを使っていきたいですか。

濵中様:そうですね。やはり経営企画として見込みを立て、ズレが出た場合は要因分析をする。Loglassを介してその精度を上げていきたいなと思います。

 

加藤様:弊社では予算のパターンを複数用意する必要があるのですが、Loglassはパターンを(理論上は)無限に作れるとお聞きしたので、今後の発展に合わせて使っていけると思いました。

ーどのような企業にLoglassをおすすめできますか?

濵中様:組織が複雑化している企業におすすめです。Loglassは組織図設定が簡単に行えるので、子会社が複数あったり組織改編が多かったりする企業は管理がしやすくなると思います。

 

加藤様:ただの数字管理から一段昇華した予実管理をしたい会社に必要なシステムだと思います。経営企画のミッションは「経営者に正しい数値を届けること」です。もしCFOが使うなら細かくカスタマイズして数字分析ができるシステムが良いと思うのですが、経営企画が使うなら「数字を見て今何が起きているのか」「将来はどんな状況になると想定できるのか」などを考える必要があるので、その材料を提供できるシステムが向いています。Loglassはとことん経営企画の目線に立ったシステムですので、経営企画として予実管理したい企業にはぴったりはまるのではないでしょうか。

Loglassを活用することで予実のズレを正確に認識できるように

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