GO株式会社

Loglass導入により、全社的に数字へのアクセス性が向上。事業部でもデータを元に、意思決定ができる体制へ

IT・インターネット
従業員数
301〜1,000名

「移動で人を幸せに。」をミッションに、モビリティ産業をアップデートし続けるGO株式会社様。
No.1※タクシーアプリ『GO』の提供のみならず、脱炭素やドライバーの人材不足解消など、モビリティを軸としたさまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。

多事業の展開により、予実管理のデータは複雑化。情報量の多さに加えて組織改編も多く、経営や事業部の意思決定のスピードに合わせた数字の見える化が難しい状態でした。そこで導入いただいたのが経営管理クラウド「Loglass 経営管理(以下Loglass)」です。

今回は経営戦略本部の長谷川様・川嶋様に、当時の課題やLoglassを導入したことによる効果などを語っていただきました。

お話を伺った方

経営戦略本部 長谷川様

経営戦略本部 川嶋様

POINT

実績ファイルは数万KB。データの肥大化・複雑化・属人化の三重苦で月次処理をこなすだけで精一杯だった。

ー Loglass導入の背景と、当時の課題について教えてください。  

川嶋様:Loglassを導入したきっかけは、予実管理業務が複雑化・属人化していたことでした。弊社は2社が事業統合してできた会社で、複数のサービスを持っています。ビジネスモデルの異なる複数の事業の予実管理をExcelで行おうとするとシートも数式も複雑になってしまい、数字が積み重なったファイルはまるでサグラダファミリアのようでした。

さらに、過去からの実績推移をExcelファイルで表現しようとすると、毎月の実績データを継ぎ足していくことになり、ファイルサイズは月を重ねるごとに肥大化。最終的には数万KBにもなっていました。貸与されているパソコンでは処理が追い付かず、作業効率の悪さにストレスを感じていましたね。

これに輪をかけて負荷をかけていたのが、社内での度重なる組織変更です。これは会社の状況に合わせて最適な体制を見つけるための好ましい変更ですが、私たちはいかに予実管理をシステマティックに実現するかを考える立場です。組織変更があるたびに事業部と紐づけた実績データをどう組み替えたらよいか、多々悩みました。

そもそも予実の集計ロジックが複雑なので、「明日までに数字を出せる?」と言われても、ローデータに戻って、新しくピボットテーブルを組んで、データを加工して、数字の整合性をチェックする工数がかさみ対応が難しい場面もあり、経営が求めているスピードに追いつけず、歯がゆさがありました。

「システムで再現性のないロジックは適正か」自社の管理会計のあるべき姿を見直すきっかけに

ーどのような観点でシステムを検討されましたか。

川嶋様:1点目は「事業責任者がいつでも実績を見られる状態」が作れるかどうかでした。事業責任者がいつでも実績を見られる環境を提供できれば、事業の収益性に対する感度が上がり、データを元にした意思決定がよりできるようになると考えていました。そのため、急いでいる時でもデータを確認しやすく、直感的に操作できるシステムを探しました。LoglassならUIもわかりやすく、管理会計に馴染みのない事業責任者でも使いやすいと思いました。

2点目に、「マスタ更新の手軽さ」も重要なポイントでした。Loglassは組織マスタの部署を変更するだけで、紐付いている予実データも瞬時に変更することができる。とても簡単ですよね。

最後に、「ユーザーの権限設定ができる」ことです。各部署の責任者や担当者にアカウントを配布する想定だったので、ユーザーごとに閲覧できるデータをコントロールできることは今後の会社のフェーズを考えた時に必須条件でした。

ーLoglassを導入する際に苦労したことがあれば教えてください。 

川嶋様:これまでExcelで行っていた、実績の集計や配賦に関わる複雑な計算をどこまでLoglassで再現するかの意思決定には悩みました。

どんなに細かな点に配慮されたロジックであっても、毎月の運用に耐えないようでは、速報性が失われますし計算過程でのヒューマンエラーも起こりやすくなります。

そこで、「システムで再現性のない今のロジックは適正な運用ではない」と考えを変えることにしました。

「管理会計のあるべきは何か」という問いに立ち返り、各事業部門と合意形成を重ね、できる限り配賦のロジックをスリム化させていきました。

システムで再現できないような運用をずっとやっていくのは限界がありますし、属人化やミスの温床になってしまうと考えたからです。
この意思決定を行ったことでデータも軽くなり、実務の負担も軽減されました。

また、Loglassを導入したばかりのころは、管理すべき数値の最適な粒度が分からず、勘定科目を細かく設定しすぎて、結果的に省けたはずの管理コストがかかってしまいました。これからシステムを導入する方にはまず「今最低限どんな数字が必要か」という整理から始めることをおすすめしたいです。

社内の数字意識も高まり議論が活発化。さらに配賦作業時間の95%削減を実現。

ーLoglassを導入して、良かった点はありましたか。

長谷川様:データが常に可視化されているところですね。これまでは事業責任者から求められたデータをExcelで加工して共有してましたが、Loglassのようなクラウドシステムだと、事業責任者に自分の好きなタイミングでデータを好きな切り口で閲覧してもらうことができます。

川嶋様:全社的に収益に対する意識が高まったことです。これまでは、事業部から売上やコストといった数字の全体感に関する相談が多かったのですが、Loglassを導入してからは数字の明細に関する相談が増えました。Loglassは実績値をクリックすれば、さらにドリルダウンをして明細を見ることができるので、数字の内訳や数字の内容や分析に関するさらに深い会話ができています。

ー業務効率化という点でも効果はありましたか。

川嶋様:はい。かつて3営業日かかっていた締め作業が、0.5~1営業日まで短縮しました。特にLoglassの配賦作業は簡単で「配賦基準を選択して実行ボタンを押すだけ」で完結するので、2時間かかっていた作業が5分で終わるようになりました。

また経営報告資料に載せたい数字を簡単に出力できるようにもなりました。Loglassのレポート機能を使えば数字の切り口を自由に設定できるので、見たいデータだけを切り出すことができます。今まで手作業でコピー&ペーストしたり、行を削除して数式が壊れたものを修正したりしていたので、すごく快適です。

使い方のレクチャーもLoglassのマニュアルを作成して配布するだけ。それだけで皆問題なく使えていたので、それだけ触りやすいUIなのだと思います。

ーどんな企業にLoglassをおすすめできますか?  

川嶋様:事業が多角化してくるとExcel管理ではカバーできない部分が増えてくるので、事業やプロジェクト数が増えてきた企業におすすめです。また経営管理に関わる業務が属人化している企業にも向いているシステムだと思います。

長谷川様:上場を目指している企業にマッチするシステムだと思います。上場を見据えているのであれば、業績が正しく管理できていることを証明しなくてはならない場面が出てくると思うので、業績管理に課題感がある企業におすすめです。

※data.ai by Sensor Tower調べ - タクシー配車関連アプリにおける、日本国内ダウンロード数(App Store/Google Play合算値) - 調査期間:2020年10月1日~2024年6月30日

GO株式会社

Loglass導入により、全社的に数字へのアクセス性が向上。事業部でもデータを元に、意思決定ができる体制へ

業種
IT・インターネット
従業員数
301〜1,000名
公開日
2025-02-21
GO株式会社
業界
IT・インターネット
導入サービス
Loglass 経営管理
従業員数
301〜1,000名
Loglass導入の背景と効果
課題
決め手
効果

実績ファイルは数万KB。データの肥大化・複雑化・属人化の三重苦で月次処理をこなすだけで精一杯だった。

ー Loglass導入の背景と、当時の課題について教えてください。  

川嶋様:Loglassを導入したきっかけは、予実管理業務が複雑化・属人化していたことでした。弊社は2社が事業統合してできた会社で、複数のサービスを持っています。ビジネスモデルの異なる複数の事業の予実管理をExcelで行おうとするとシートも数式も複雑になってしまい、数字が積み重なったファイルはまるでサグラダファミリアのようでした。

さらに、過去からの実績推移をExcelファイルで表現しようとすると、毎月の実績データを継ぎ足していくことになり、ファイルサイズは月を重ねるごとに肥大化。最終的には数万KBにもなっていました。貸与されているパソコンでは処理が追い付かず、作業効率の悪さにストレスを感じていましたね。

これに輪をかけて負荷をかけていたのが、社内での度重なる組織変更です。これは会社の状況に合わせて最適な体制を見つけるための好ましい変更ですが、私たちはいかに予実管理をシステマティックに実現するかを考える立場です。組織変更があるたびに事業部と紐づけた実績データをどう組み替えたらよいか、多々悩みました。

そもそも予実の集計ロジックが複雑なので、「明日までに数字を出せる?」と言われても、ローデータに戻って、新しくピボットテーブルを組んで、データを加工して、数字の整合性をチェックする工数がかさみ対応が難しい場面もあり、経営が求めているスピードに追いつけず、歯がゆさがありました。

「システムで再現性のないロジックは適正か」自社の管理会計のあるべき姿を見直すきっかけに

ーどのような観点でシステムを検討されましたか。

川嶋様:1点目は「事業責任者がいつでも実績を見られる状態」が作れるかどうかでした。事業責任者がいつでも実績を見られる環境を提供できれば、事業の収益性に対する感度が上がり、データを元にした意思決定がよりできるようになると考えていました。そのため、急いでいる時でもデータを確認しやすく、直感的に操作できるシステムを探しました。LoglassならUIもわかりやすく、管理会計に馴染みのない事業責任者でも使いやすいと思いました。

2点目に、「マスタ更新の手軽さ」も重要なポイントでした。Loglassは組織マスタの部署を変更するだけで、紐付いている予実データも瞬時に変更することができる。とても簡単ですよね。

最後に、「ユーザーの権限設定ができる」ことです。各部署の責任者や担当者にアカウントを配布する想定だったので、ユーザーごとに閲覧できるデータをコントロールできることは今後の会社のフェーズを考えた時に必須条件でした。

ーLoglassを導入する際に苦労したことがあれば教えてください。 

川嶋様:これまでExcelで行っていた、実績の集計や配賦に関わる複雑な計算をどこまでLoglassで再現するかの意思決定には悩みました。

どんなに細かな点に配慮されたロジックであっても、毎月の運用に耐えないようでは、速報性が失われますし計算過程でのヒューマンエラーも起こりやすくなります。

そこで、「システムで再現性のない今のロジックは適正な運用ではない」と考えを変えることにしました。

「管理会計のあるべきは何か」という問いに立ち返り、各事業部門と合意形成を重ね、できる限り配賦のロジックをスリム化させていきました。

システムで再現できないような運用をずっとやっていくのは限界がありますし、属人化やミスの温床になってしまうと考えたからです。
この意思決定を行ったことでデータも軽くなり、実務の負担も軽減されました。

また、Loglassを導入したばかりのころは、管理すべき数値の最適な粒度が分からず、勘定科目を細かく設定しすぎて、結果的に省けたはずの管理コストがかかってしまいました。これからシステムを導入する方にはまず「今最低限どんな数字が必要か」という整理から始めることをおすすめしたいです。

社内の数字意識も高まり議論が活発化。さらに配賦作業時間の95%削減を実現。

ーLoglassを導入して、良かった点はありましたか。

長谷川様:データが常に可視化されているところですね。これまでは事業責任者から求められたデータをExcelで加工して共有してましたが、Loglassのようなクラウドシステムだと、事業責任者に自分の好きなタイミングでデータを好きな切り口で閲覧してもらうことができます。

川嶋様:全社的に収益に対する意識が高まったことです。これまでは、事業部から売上やコストといった数字の全体感に関する相談が多かったのですが、Loglassを導入してからは数字の明細に関する相談が増えました。Loglassは実績値をクリックすれば、さらにドリルダウンをして明細を見ることができるので、数字の内訳や数字の内容や分析に関するさらに深い会話ができています。

ー業務効率化という点でも効果はありましたか。

川嶋様:はい。かつて3営業日かかっていた締め作業が、0.5~1営業日まで短縮しました。特にLoglassの配賦作業は簡単で「配賦基準を選択して実行ボタンを押すだけ」で完結するので、2時間かかっていた作業が5分で終わるようになりました。

また経営報告資料に載せたい数字を簡単に出力できるようにもなりました。Loglassのレポート機能を使えば数字の切り口を自由に設定できるので、見たいデータだけを切り出すことができます。今まで手作業でコピー&ペーストしたり、行を削除して数式が壊れたものを修正したりしていたので、すごく快適です。

使い方のレクチャーもLoglassのマニュアルを作成して配布するだけ。それだけで皆問題なく使えていたので、それだけ触りやすいUIなのだと思います。

ーどんな企業にLoglassをおすすめできますか?  

川嶋様:事業が多角化してくるとExcel管理ではカバーできない部分が増えてくるので、事業やプロジェクト数が増えてきた企業におすすめです。また経営管理に関わる業務が属人化している企業にも向いているシステムだと思います。

長谷川様:上場を目指している企業にマッチするシステムだと思います。上場を見据えているのであれば、業績が正しく管理できていることを証明しなくてはならない場面が出てくると思うので、業績管理に課題感がある企業におすすめです。

※data.ai by Sensor Tower調べ - タクシー配車関連アプリにおける、日本国内ダウンロード数(App Store/Google Play合算値) - 調査期間:2020年10月1日~2024年6月30日

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