製造・メーカーLoglass 経営管理

「数字を集めるだけで精一杯」からの脱却。ファイナンス部だけでなく、事業部門も使いやすいシステムで作業工数が10分の1に

株式会社ドーム

従業員数
1〜300名
公開日
2025-05-19
「数字を集めるだけで精一杯」からの脱却。ファイナンス部だけでなく、事業部門も使いやすいシステムで作業工数が10分の1に

この事例の要約

課題
株式会社ドーム社では従来、他社の管理会計システムで定めた Excel フォーマットへ各部門が実績を入力し、ファイナンス部が 1 つのファイルに統合してインポートする運用を行っていました。店舗ごとの提出ファイルは 40〜50 個にのぼり、手作業での統合は大きな負担となっていました。インポートしたデータはシステムに即時反映されず、確認できるのは翌日で、締め切りに追われる毎日のなか、部門によっては期日に集計が間に合わない場面もありました。前年比較や予算精度の検証、差異分析にまで手が回らず、レポートツールの提供終了を機に BI ツールへ移行したものの、見たい粒度でデータを確認できず分析しづらい状態が続いていました。
施策
経営陣・事業部門・ファイナンス部など立場の異なる社員が日常的に使うことを前提に、ユーザビリティの高さを必須条件として比較検討を実施しました。年度ごとに変わる勘定科目や組織を整理できるマスタメンテナンスのしやすさ、伊藤忠商事と アンダーアーマー双方への月次報告書を簡単に作成できるレポート機能、デジタル部門に頼らずファイナンス部主導で進められる導入のしやすさを評価し、「Loglass 経営管理」を採用しました。最大の山場は膨大な勘定科目マスタの整理で、過去使っていたが今は使わない科目や組織を 「Loglass 経営管理」上でどう表現するか、コードの付け方を含めて設計を工夫しました。
成果
全社分の予実を取りまとめて報告資料を作るまでに 1 週間かかっていた作業が、店舗別の予実まで含めて半日で完了する状態に変わり、作業工数はおよそ 10 分の 1 へ短縮されました。子会社を含む管理連結も単体/連結をワンクリックで切り替えられるようになり、部内向けレポートは瞬時に作成可能になっています。事業部門・経営陣ともに抵抗なく 「Loglass 経営管理」を使いこなしており、現場展開もスムーズに進みました。同一プラットフォームで数字を扱うことで、会議中に数値の食い違いを確認するような不毛な時間が消え、差異分析や改善施策の議論など、より本質的な業務に時間を投下できるようになりました。

予実集計の作業工数

10分の1

1週間かかっていた全社レポート作成が半日に短縮

単体・連結の切替

数時間→0分

管理連結の数値把握が即時に可能に

お話を伺った方

株式会社ドーム

ファイナンス部

小澤 様

数字を見られるのは入力の「翌日」。分析どころか、データを集めるだけで精一杯だった。

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ー Loglass導入の背景と、当時の課題について教えてください。  

当社は元々、他社の管理会計システムを使っていました。システムで定めたExcelのフォーマットに数値を入力してインポートするようなシステムだったので、各部門にExcelシートを配って実績を集め、1つのファイルに統合してインポートをする。そんな運用をしていました。

しかし、事業部門から集めてくるファイル数はすべての店舗分を含めると40〜50個にものぼります。これを手作業で統合していくのはとても大変でした。その上、システム上でデータを確認できるのはインポートをした翌日。インポートしたデータが即時反映されるわけではなかったので「明日データを確認するためには、今日中にインポートしなければ」と、締め切りに追われる毎日でした。部門によっては決められた期日までに集計が間に合わないこともあり、その都度対応に追われていましたね。

とにかくデータを集めて予算や実績データを作るだけで精一杯で前年との比較や予算の精度検証、差異分析……などに注力することができずにいました。システム搭載のレポートツールを見てはいたのですが、そちらが2023年の9月に使えなくなくなるということで 、取り急ぎBIツールに移行しました。そうはいっても管理会計専門のシステムではなかったので詳細な分析はしにくかったです。部門別など私たちが見たい粒度でデータを確認することができず、BIツールに移行してからはより「分析に集中できない」といった課題が深くなっていました。これが予実管理システムの導入を検討した背景です。この状況を打破するべくネット検索をしてところ、Loglassを見つけ、比較検討のうえ導入しました。

現場でも使えて、メンテナンスのしやすいシステムが欲しかった。

ーどのような観点でシステムを比較されましたか。

予算内で導入できることは前提としつつ、経営陣や事業部門などさまざまな立場の方が使うことを想定していたので、誰にとっても使いやすい、ユーザビリティの高さは必須条件でした。

また年度によって組織や使用する勘定科目が変わることがあるので、そういったマスタのメンテナンスのしやすさも重要でした。そういった変更に合わせて使わなくなった科目マスタを整理する、組織マスタを編集するといった作業は、一見簡単なようで大変なんですよね。

あとはステークホルダーへの報告。当社は伊藤忠商事とUnder Armourという2つの株主があり、それぞれに報告書の提出が毎月必要でした。これが結構負担だったので、レポート作成を簡単にできるシステムを期待していました。Loglassはこの点で特に優れていると思います。

 あとは導入のしやすさも。当社にはデジタル部門という全社のシステム導入を管轄する部署もありますが、今回の導入プロジェクトは即応性の観点から私たちファイナンス部のメンバーが主導することになっていたので、システムに関する専門知識が必要だったり、要件定義が膨大だったりするシステムは避けたいと思っていました。

 ーLoglassを導入する際に苦労したことがあれば教えてください

導入の手順で一番大変だったのはマスタ設定ですね。ただでさえ当社は勘定科目の数が膨大ですし「昔は使っていたものの、今は使っていない」といった勘定科目や組織もあったので、それをLoglass上でどう表現するかを考えたりコードの付け方を工夫したりすることに一番苦労しました。とはいえ、他の業務と並行しながら進めることができたので、大きな負担はなかったかなと思います。

「本当にうまく運用できるかな」という不安はありましたが問題なく使えているので、結果的には良かったです。

 ーLoglassを導入してみて、良かった点はありましたか。

経営陣や事業部門など現場への展開がとてもスムーズでした。普通は新しいシステムが導入されると慣れるまでに時間がかかりますが、皆抵抗なくLoglassを使えています。最初のうちは質問がいろいろきてその対応に追われると思っていたのですが、あまり来ていません。システムが直感的で使いやすいからだと思うのですが、事業部門への展開は想像以上にスムーズでした。事業部門だけでなく、経営陣もかなりの頻度で使っています。

またほかのSaaSシステムを使った経験から「皆が一斉にログインすると重くなるのでは」と懸念していたのですが、Loglassの場合そんなことはなく、安定したパフォーマンスを発揮しています。実績をインポートするときはデータ量が多いこともあり、少し重いときもありますが、基本的には処理がとても速いので驚きました。

ーご提案した営業や、導入後のカスタマーサクセスの対応はいかがでしたか? 

営業の方はとにかく早いレスポンスが印象的で、困るとすぐに相談することができました。職種を問わず、そもそもログラスの方からは経営企画部を良くしよう、経営判断に使えるシステムを作ろう、といった想いをひしひしと感じています。

作業工数が10分の1に減少、でもそれだけじゃない。

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ー Loglass導入後の効果はいかがでしょうか。

以前は各部門が予算を作成し、それを全社分取りまとめて報告資料を作るまで1週間ほどの時間を要していました。急ぎの場合は店舗別のデータまではあきらめざるを得ず、部署別のデータのみを経営会議で報告していたこともありました。

それが今では、店舗の予実まで含めたレポート作成が“半日”で完成しています。当社には子会社もあるため管理連結の数値把握にも苦労していたのですが、Loglassが導入された今、単体と連結をワンクリックで切り替えることができます。もちろん経営会議用に本格的な資料を作るのであれば1〜2日かかりますが、部内報告用であれば瞬時に作れるようになりましたね。

 

作業工数が減った分の時間はデータ分析や改善施策の立案など、より本質的な業務に割けています。予算と実績の差異が誰の目にも明らかになりましたし、1人では気づかないような課題や改善すべきポイントも、Loglassによって複数人で見ることによって誰かが気づける。そんな環境が整ったと感じています。そうはいってもまだ時間を有意義に使いきれていない感覚があるので、そこが現時点の課題ですね。これからも活用方法を模索していきたいです。

 

また、Loglass導入後は各部門から集まってくる実績の精度も高くなりました。以前はファイナンス部と事業部門で別々のExcelファイルを使用していたため、数値が異なっていることがありました。経営会議の場で「事業部門から上がってきている数字と違う」といった指摘が出て、その確認だけで5分も10分も消費してしまったり。不毛な時間ですよね。ですが今はLoglassという同一プラットフォームを使用しているおかげで、そのような問題が一切なくなりました。中身のある議論ができるようになり、会議の質が大きく向上したと感じています。

ーどのような企業にLoglassをおすすめできますか?

部門数が多い企業にはぜひおすすめしたいです。やはり部門数が10を超えてくると予算や実績をExcelで管理するのは大変ですよね。予算・見込みの更新を表計算ソフトで月次で行うのは難しいのではないかとも思います。

もし他社にLoglassを紹介するとしたら「自動で予算策定や予実管理ができるツールです」と紹介します。そのくらい月々の集計業務が簡略化し精度も上がったので、戦略や議論など、重要な業務に注力できるようになりました。

Q&A

株式会社ドーム社が 「Loglass 経営管理」 を選んだ決め手は何ですか?
経営陣から事業部門まで誰でも使えるユーザビリティ、年度変更に対応しやすい勘定科目・組織マスタのメンテナンス性、株主向け報告書を簡単に作れるレポート機能、ファイナンス部主導で進められる導入のしやすさが揃っていた点です。
導入時に苦労したポイントはありますか?
最大の負担はマスタ設定で、膨大な勘定科目や過去に使っていた組織を 「Loglass 経営管理」 上でどう表現するか、コードの付け方も含めて設計に時間をかけました。他業務と並行できたため大きな支障はなく、現在は問題なく運用できています。
事業部門への展開はスムーズに進みましたか?
システムが直感的で使いやすいため、想定していた質問対応の負担はほとんど発生しませんでした。経営陣も高頻度で利用しており、同時ログインによるパフォーマンス低下もなく安定して稼働しています。

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