株式会社ダーツライブ

会社単体の数字とグループ連結会計の数字を同じ環境で一元管理。経営陣と深い討議ができる環境を目指して

エンターテインメント
従業員数
1〜300名

セガサミーグループでダーツに関するエンターテイメント事業を展開し、国内のオンラインダーツマシン設置総台数ではトップシェアを誇る株式会社ダーツライブ様。イベント運営や動画コンテンツ制作のほか、国内外に10社以上の関連企業を有するなど幅広い事業を手掛けています。

一方、予実管理では予算データのファイルは事業部ごとに粒度がバラバラ、実績は異なる会計システムで単体数字を管理していたため連結数字を出すのに時間がかかっていました。そのため経営陣向けに細かな分析データをもとにした示唆出しに課題を感じていました。今回は経営企画部の中津様・伊藤様に、Loglassの導入経緯や今後の展望をお聞きしました。

お話を伺った方

経営企画本部 経営企画部 部長 中津様

経営企画本部 経営企画部 経営企画課 伊藤様

POINT

複雑なデータの絡み合いを読み解き、短い期間で事業コンディションの解像度を高める必要があった

コンピューターを使っている男性低い精度で自動的に生成された説明

ー皆さまの社内での役割と、Loglass導入における役割を教えてください。

中津様:経営企画部の部長を務めています。当社の経営企画部は管理会計を中心に担当しつつ、それ以外の経営サポート業務もこなしています。Loglassの導入は私が主導させていただき、導入後から伊藤にサポートをお願いしました。

伊藤様:私は経営企画部のメンバーとして働いています。主な仕事は予実や見込みの管理、中期計画の策定などです。当社には日本国内と海外に11の事業会社があるのですが、私はその中で国内を担当しています。

ー Loglass導入の背景と、当時の課題について教えてください。

中津様:主な課題は、集計するファイルの数が膨大だったために業務が複雑化していたことです。集計業務では各事業部にファイルを作ってもらい、それらの数字を突合、集計していました。ですが提出されるファイルは、子会社からのもの、各事業部からのもの、さらにそれを詳細にした下位層のファイルまでさまざまで、いくつもの情報が複雑に絡み合っている状態。毎月の締め作業にはとても苦労しましたね。

また、経営陣や親会社に詳細な説明ができなかったことも懸念事項でした。本来、経営陣には事業の上振れ(アップサイド)と下振れ(ダウンサイド)の限界値を示したいのですが、そのためには数字の詳細まで説明できなくてはなりません。とくに期末は数字が未達だと原因の特定と改善を求められます。しかし、資料は収集した数字をそのまま反映したものだったため、情報としては不完全でした。足りない情報があれば事業部長の元へ直接赴き、聞き取りで収集していました。

そもそも事業部から提出されるファイルのフォーマットがバラバラなので、必要な情報があっても加工整形しないと分析データとして使いづらいんです。Excelは柔軟な組み換えができないために差異比較も難しく、ロジックを組むならホワイトボードで書くほうが早いくらい(笑)。でもそういうわけにはいきませんから。

伊藤様:私たち経営企画部は月次で経理から実績を受け取るのですが、経理からの提出が遅れることもあったんです。経営層や親会社への提出期限は決まっているので、各部門とやり取りから見込みの締めまでを短期間でやらなくてはならず、負担を感じていました。

中津様:当社と子会社で別々の会計ソフトを使っていたのもあり、連結会計の部分はざっくりとした、いわば感覚値で突合していたんです。経営陣に見せる数字は連結後のものですが、できれば子会社単体の経営状況も確認したい。売上や原価の割り振りなどのフォーマットをそろえ、議論できる状態を整えないといけないはずなのですが、そこまでする時間をなかなか割けませんでした。

データの切り口も自由に設定できないし、予実差異の要因分析が難しい。現行システムでの予実管理の限界を感じ、これらの課題を解決できるシステムを探していました。

強みも弱みも全て把握した上で、自分たちにはログラスが合っていると思うことができた

ノートパソコンを使っている男性自動的に生成された説明

ーLoglassを知ったきっかけを教えてください。

中津様:SNSでLoglassが広告で表示されたのが最初だったと思います。「参考になるかも」と思って資料をダウンロードしたのをきっかけにご連絡をいただきました。

伊藤様:私は中津にLoglassを教えてもらったのですが、私は予実管理システムの存在すら知らず「そういうサービスがあるんだ」と思いました。Excelでやるのは当たり前だと思っていたんですよね。

ーどのような観点でシステムを比較されましたか。

中津様:初見の人でも扱いやすいシステムであることを重視していました。私が全体の最終集計、伊藤が日本の子会社を担当、その他メンバーは海外……と個別に担当者を割り振っていたので、全員が使えるということと、今後異動があった際も困らないよう業務が個人に依存しない体制を目指したかったんです。Loglassは初見でも使いやすいUIを備えていますし、集計された数字がすぐに出てくるので、その点でもExcelよりはるかに優れていると思いました。

他社製品との比較が必要な場面でも、Loglassの強みだけでなく弱みも開示いただき、信頼できると感じましたし、客観的に判断することができました。

ー導入を決めるまでに苦労したことはありますか?

中津様:いえ、特に苦労はしなかったですね。ログラスのカスタマーサクセスは経営企画出身の方が多く、現場の声を拾いながら伴走してくれそうだと感じたところも導入決定のポイントでした。

Loglassで業務を標準化し、経営をサポートしていきたい

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ー Loglassを導入する際に苦労したことがあれば教えてください。

中津様:Loglassへの実績取り込み設定が難しかったです。単体と連結で会計システムが異なっているのもあり単月の数字をうまく抽出できなかったので、カスタマーサクセスのサポートを受けながら少しずつ進めていきました。ほかの作業は私達の理解があれば進めていけたのですが、実績の取り込みだけはサポートが無ければできなかったと思います。

ーLoglassを導入してみて、どのような効果が期待できそうですか?

中津様:まだ導入したばかりですが、今までは数字の集計に多大なリソースを使っていたため、Loglassが社内に定着さえすればかなりの工数を削減できると思います。その時間を活用して課題の特定や意思決定のサポートなどに取り組んで、もっと収益向上に貢献していきたいです。

また今までは経営陣に科目の中身を聞かれても即答できませんでしたが、Loglassならすぐに明細も分かるので、今後よりスムーズな回答ができるようになると思っています。

伊藤様:以前は経理から受け取った実績データを加工してから各部門に展開していましたが、Loglassならデータを取り込むだけで各部門に展開でき、明細まで見られる。加工時間を削減できるので非常に助かっています。

 

ー今後、Loglassを使ってどのようなことを実現したいですか?

中津様:今まで属人的だった集計業務を、経営企画のメンバー全員で対応できるようにチーム内で標準化していきたいです。私たち自身が使いこなせるようになったあとは経営陣や部門責任者にもLoglassを展開していきたいですね。Loglassなら海外子会社の数字も確認できそうな感覚がありますし、効率化して空いた時間を使えば、今まで精緻にできなかった事業のモニタリングにも時間を投じられると思います。今後はより深く事業課題に関与していきたいです。

伊藤様:Loglassは新機能もどんどん追加されていて、システムを触るたびに「こんなのもできるんだ」と驚きます。今の機能だけでなく追加機能にも期待しているので、もっと使いこなしていきたいです。

3分でわかるLoglass

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