新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスを提供する株式会社ログラス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:布川 友也、以下「当社」)は、経営管理クラウド「Loglass 経営管理」に、生成AIを活用した予実分析機能「AI分析アシスタント(β版)」を実装し、1月30日(火)より提供開始します。この機能により、データ分析のスキルを問わず、誰しもが一定レベルの予実分析を実行できるようにアシストします。
変化の激しいVUCA(ブーカ=変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代において、企業が持続的成長を実現するには、データに基づいた迅速な意思決定が必要不可欠だと言われています。具体的には、売上・利益・原価などの予実分析によってギャップを検知し、その要因を特定した上で、素早い打ち手に繋げていくことが求められています。
・データ活用によって経営判断の精度・スピードの向上を実現できている企業は3割未満
一方で、当社が企業の経営企画部門300名を対象に実施した調査によると、データ活用によって経営判断の精度やスピードの向上を実現できている企業は、全体の3割未満にとどまることが分かりました。
・データ活用ができていない理由の第1位は「分析が浅く、有用な示唆を出せていない」
次に、データ活用ができていない理由をたずねたところ、第1位は「分析が浅く、有用な示唆を出せていない(52.0%)」、第2位は「経営層のデータ活用スキルが不足(36.7%)」、第3位は「分析スピードが遅いため、活用タイミングに間に合わない(34.7%)」という結果となり、多くの企業がデータ分析に課題を抱えていることが分かりました。
・データ分析ができていない理由の第1位は「データ分析のスキルを持った人材の不足」
データ分析ができていない理由をたずねた設問では、第1位は「データ分析のスキルを持った人材の不足(48.1%)」、第2位は「データ分析のツールが導入されていない(表計算ソフトで対応している)(40.3%)」、第3位は「自社ビジネスに有効なデータ分析のフレームワーク、アウトプット項目が分からない(35.1%)」という結果となり、データ分析スキルをもった人材の不足や、データ分析ツールの導入の遅れが課題であることが分かりました。
当社の経営管理クラウド「Loglass 経営管理」は、企業の中に散在する経営データの収集・一元管理・分析を一気通貫で実現し、経営判断の精度やスピードを高めるソリューションを提供しています。データ分析の機能としては、表現したいレポートを簡単な操作で作成できる「レポート機能」や自由な切り口での経営分析を可能にする「分析軸機能」、自然言語での質問を入力するだけで分析結果をアウトプットする「自然言語レポート作成機能」など、誰しもが直感的な操作でデータ分析を実行できる機能開発に力を入れてきました。
一方で、データ分析に慣れていない経営層や事業部門においては、レポートの列・行を設定したり、分析軸を設定することが難しい場合もあることから、さらに簡単かつ迅速にデータ分析が実行できる環境を提供すべく、「AI分析アシスタント機能(β版)」を開発しました。
リリース時は、システム管理者・経営企画ロールのユーザーから順次提供を開始し、今後経営層・事業部門に向けても提供範囲を拡大していく予定です。
■機能概要
AI分析アシスタント(β版)の主な特徴は、以下の3点です。
分析対象の科目・部署を指定するだけで、単月/累計の予実分析を生成AIが実行し、ギャップを可視化。毎月の予実分析が、効率良くスピーディーに実施可能に
分析結果を分かりやすく、グラフィカルに表示
自然言語で指示をすると、分析サマリを自動生成し、経営層や事業部門にも展開しやすい形でアウトプット
■AI分析アシスタント(β版)画面イメージ
■期待効果
AI分析アシスタント(β版)を活用することで、それぞれの関係者は、以下のようなメリットが得られます。
経営企画
複数のデータ分析軸を切り替えながら、予実ギャップやその要因を特定するのに費やしていた時間が、大幅に短縮
生み出された時間を活用し、経営層や事業部との戦略議論・戦略実行に力を注ぐことができる
経営層
経営企画にデータ分析の依頼をかけることなく、経営層が自ら予実分析を実行できる
グラフィカルな分析結果から素早く現状を把握し、迅速な意思決定に活用できる
事業部門 責任者
担当事業の予実ギャップについて説明を求められた時に、必要な分析を自ら素早く実行し、説明責任を果たすのに役立てられる
予算に未達だった時のリカバリー策を、自らの判断で迅速に指示するのに役立てられる
このように、経営データの分析・活用にそれぞれの関係者がより主体的に関わることで、全社一丸のデータドリブン経営の実現が近づきます。その結果、データに基づく迅速な意思決定が可能となり、変化の激しい時代においても、経営の安定性の向上や持続的成長への貢献が期待できます。
■株式会社ログラス 執行役員VPoP 斉藤 知明のコメント
経営はこれまで、企業ごとに個別化されたものとされ、型化や効率化ができずに行なわれてきました。しかし、AIが急速に身近なものになったことで、人間では扱いづらい膨大かつ曖昧なデータから瞬時に因果関係や示唆を導き出し、経営の意思決定に活用できるようになってきました。
変化の大きい時代、事業買収やイノベーション創造などの高速なアクションを行なうなかで、刻々と生み出される膨大なデータが存在します。当社は、それらのデータを柔軟に取り込める「Loglass 経営管理」と、適切な意思決定を支援する「AI」を組み合わせることで、人間とAIが共創する新たな経営の在り方を、実現していきたいと思います。
■調査概要
調査名:経営データの活用に関する実態調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:企業の経営企画担当者 300名
調査割付:①売上規模10億円以上~100億円未満/②100億以上~1,000億未満/③1,000億以上 各100名
調査期間:2023年12月22日~12月26日
調査企画:株式会社ログラス
補 足:本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合があります。
■ 次世代型経営管理クラウド「Loglass 経営管理」について
当社が提供する「Loglass 経営管理」は、企業の中に複数存在する経営データの収集・一元管理・分析を一気通貫で実現する次世代型経営管理クラウドです。社内に散らばる予算、見込み、実績、KPIのデータを統合し、全ての経営管理プロセスを効率化。経営判断の精度やスピードを高めます。
■ 株式会社ログラスについて
「良い景気を作ろう。」をミッションとして掲げ、新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスを提供しています。主なサービスとして、「Loglass 経営管理」「Loglass IT投資管理」「Loglass 販売計画」を提供しています。
代表者:代表取締役CEO 布川 友也
設立:2019年5月
所在地:東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル21階
事業内容:新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスの企画・開発・販売